【DTM】ハウスミュージックの作り方 その1~Drop編~

ハウスミュージックの作り方~Drop編~ DTM

ハウスミュージックの作り方講座です。

まず出来上がった曲はこちらです。

今からこの楽曲の作曲手順の解説に入りますが、曲の作り方は人それぞれなのでこういう作り方もあるんだなという、1つの参考になればと思います。

それでは行きましょう!

楽曲のテーマやキー、テンポ、構成などを考える

ハウスに限らずどの曲を作る時もそうなのですが、まずはどういうものが作りたいのかという大まかなテーマ・コンセプトを考えます。

これがあるだけで楽器は何を使っていけばいいかや、コード進行はどうしていくかなどの道しるべになります。

また作りたいテーマに近い既存の楽曲をいくつか用意すると、行き詰った時などに手助けになります。

今回は「ピアノが伴奏で鳴っているオシャレなハウス」をテーマに作っていきます。

キーはDmで、テンポは125BPMに設定しました。

そして終着点が迷子にならないように、あらかじめ大まかな曲の構成も考えておきます。

今回は[Verse][Build Up][Chorus][Drop]の構成でそれぞれ8小節作っていきたいと思います。

次の項からいよいよ作曲に取り掛かります。最初は楽曲の中で一番盛り上がるDropから手を付けていきます。

コード進行

まずコード進行を決めていきます。

今回は[Dm-B♭][F-A][Dm-B♭][F-Am]にしました。

これを2回繰り返します。

ドラム

次にドラムです。今回はピアノ伴奏をオシャレに作っていきたいので、リズムはシンプルでノリやすいものにしていこうと思います。

私は普段ドラムを使うときは音源をサンプラーに読み込ませてMIDIで操作しています。

Studio One付属のIMPACT XT

まずサンプルパックやSpliceなどのサブスクショップなどから音源を探しに行きます。

キックを4つ打ちで配置。

クラップを2拍目と4拍目に配置。

ハイハットを8分の裏打ちで配置。

全部合わせたものがこちら。

そしてコンプレッサーやイコライザー、リバーブで軽く音作りをしたものがこちら。

ベース

次にベースを配置していきます。

今回はこのように置いてみました。

低音を強化するためサブベースも1オクターブ下に配置します。

コンプレッサーとイコライザーを使って、音圧を上げていきます。

ドラムとベースを合わせたものがこちら。

ピアノ

次はピアノです。コード進行を参考に伴奏をつけます。

ドラム、ベース、ピアノで合わせるたものがこちら。

リード

曲のメインとなるリードのモチーフ(メロディ)を作っていきます。

まず2小節のモチーフを作ります。

さらに少し改変したものを作ります。

これを2回繰り返します。

さらにリードに厚みを加えるためレイヤーしていきます。

2つ目のリードはこちら。

3つ目のリードはこちら。 

3つ同時に鳴らすと…

これらをドラム、ベース、ピアノと合わせたものがこちら。

 

プラック

次にプラックです。ドロップに華やかさを持たせたかったので16分刻みで配置しました。

こちらも音圧を稼ぐためにレイヤーします。

2つ目のプラック。

2つ合わせたものがこちら。

また何となくコード感が足りないと感じたので、プラックでコードを補強します。

そしてすべて合わせたものがこちら。

かなり曲らしくなってきましたね!

パッド

次はパッドを入れて曲全体の隙間を埋めていきます。

コードをそのまま使用します。

合わせたものがこちら。

FXやその他ワンショット系

曲にアクセントをつけるためにRiserなどのFXやフィルのようなものなど入れていきます。

1小節目と5小節目にクラッシュシンバルを入れ、5小節目のシンバルは少し音量を下げる。

1小節目にノイズを入れる。

4小節目の終わりにフィルを入れる。

これでひとまずDropの完成です。

最後に出来上がったものを聴いてみましょう!

まとめ

いかがでしたか?次回はChorus部分を作っていきます。それではまたお会いしましょう!

続きの記事はこちら↓

【DTM】ハウスミュージックの作り方 その2~Chorus編~